2012年08月24日

日本第四紀学会@熊谷

日本第四紀学会では,日本各地のジオパークにおける第四紀学的テーマの充実を図るため,「日本第四紀学会ジオパークワーキンググループ」が設立されました。その活動の第一弾として,8月20日から立正大学熊谷キャンパスで開催された2012年大会において,各地のジオパークからの発表を募りました。

本部半島からは2件発表しました。

その1: 尾方隆幸「琉球列島における第四紀学的ジオサイト」
琉球列島には第四紀のサンゴ礁が隆起した石灰岩が広く分布します。この石灰岩に加え,現生サンゴ礁が第四紀のテーマに深みを与えます。発表では第四紀をテーマにしたジオストーリーを解説し,本部半島における第四紀学的ジオサイトを紹介しました。
日本第四紀学会@熊谷

その2: 比嘉啓一郎・尾方隆幸「本部半島周辺における海成段丘の第四紀学的諸問題」
琉球列島では,上述した第四紀の石灰岩に段丘地形が発達しています。本部半島でも,半島北東部や古宇利島,伊江島,瀬底島に段丘地形がみられます。しかし,これらの段丘地形には形成年代や発達史に不明な点が多く残されています。これまでの研究をレビューし,その問題点について発表しました。
日本第四紀学会@熊谷


写真・文責: 比嘉啓一郎


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Posted by ryukyugeo at 22:00│Comments(0)普及啓蒙
 
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